BLOG-099 THM 蜂女(素体変更)

 ウルトラ怪獣のフィギュアといえば、ソフビが定番。キャスト製の方がディテールは優れているが、価格が高く、また扱いが難しい。子供の頃に遊んだソフビ、それが今やリアルな造形と塗装になって、CCPや少年リック、ビリケン商会などで十分に楽しめる。
 ところが、仮面ライダーとなると話が違う。一部のメーカーから優良なソフビは発売されているものの、選択肢は少ない。等身大の特撮ヒーローは、巨人のウルトラマンより身近な存在で、しかもウェアーを着れば自分でもなれると思っていた。あのウェアーの生地感、それはソフビと塗装では難しい。必然的に、RAHをはじめとするアクションドールの領域にはまっていく。
 今回、紹介するのはタイムハウスのTHM14蜂女だ。そもそもショッカー怪人は、ガシャポンHGでは順調に発売してくれたが、アクションドールの世界では特定の怪人に限定されている。RAHのMシリーズで、幾つかのショッカー初期怪人が発売されているが、今見ると見劣りする仕上がりだ。しかし、RAHのTHMシリーズから素体もNCJからRAH300に変更され、かなり良くなっている。蜂女も、そのシリーズにラインナップされている。
 この蜂女、女性ゆえに素体はオビツTH改が用いられている。画像中、最初の3枚がこの素体を内蔵したオリジナルの蜂女だ。かなりグラマーな肢体であるが、ウェストが著しく細かったりドールチックな雰囲気が強い。この素体を、他の1/6女性素体へ変更したいと願望を抱く者は少なくないと思う。実際、他で実践しているサイトがある。今回、交換素体として選んだのは、アマゾンで売られていたもので、Mバスト FX02- A 2.0 ホワイトという、少々怪しげな商品である。Lバストも選択できたが、日本人らしいMを選択した。
 この代替素体は、胴部全体にシリコンが被せられており、関節の隙間があからさまにならないのが特徴である。頭部の装着パーツは、幾つかが用意されており、THM蜂女にちょうど合うパーツが存在しラッキーだった。早速、着せ替えてみた。シリコンの部分だけウェアーの滑りが悪いが、慎重に作業すれば問題なく進む。足首の延長パーツは取り外すとちょうど良い長さになる。

 なかなかセクシーでリアルな蜂女になったと思うが、いかがだろうか。

 

【訂正】最初の3枚の画像について、素体はTHMのオリジナルでないことが分かった。私が、この個体を中古品として購入した時に、既に他の素体に入れ替えられていたようだ。したがって、今回は、2度目の入れ替えとなる。2010.4.18

 

<Toy Data>

・RAH300 T.H.M.(タイムハウスマニアックス)14 秘密組織 蜂女

・1/6女性素体 Mバスト FX02- A 2.0 ホワイト  2020年 ¥3,399