RAHシリーズのショッカー戦闘員を、現在5種所有している。ただし、個体識別は少し複雑だ。その理由は、内部の素体、スーツ、頭部を組み替えているからである。
さて、ここで最初に紹介するショッカー戦闘員(黒・ベレー帽)は、旧RAHシリーズの製品だが、標準素体のNCJをRAH301改へ変更している。頭部の互換性はないが、そのまま差し込んで安定している。使用した素体は、RAH No.254ダースベイダー(シスの復讐ver.)のRAH301改NAKEDで、色はブラックである。
二体目のショッカー戦闘員(骨・マスク)も同様に、素体を旧RAHのNCJからRAH301改へ変更している。ここでは、RAH
No.230ダースベイダーのRAH301改MASSIVE、ブラックに換装した。MASSIVEの場合、胸や腿を太くするためのパーツが被せられている。同じダースベイダーでも、バージョンによって体形の異なる素体が使用されていることを初めて知った。なぜ、ダースベイダーの素体を使うのかというと、この製品は特に合皮のスーツ劣化が激しいため、ヤフオクなどで非常な安価で取引されている。それを購入して素体をリサイクルするわけだ。現行商品であれば、同梱のカスタマーシートを使ってスペアの素体を手に入れられなくもないが、結構な価格であるために、こうした方法が合理的である。
三体目のショッカー戦闘員(黒・マスク)は、RAH No.302の仕様そのままで、RAH301改MASSIVEが内蔵されていると思われる。旧RAHは、頭部が小さめに作られているが、こちらの新シリーズは正常に近い大きさだと感じている。
四体目のショッカー戦闘員(赤・ベレー帽)は、RAH
№260標準仕様のRAH301改MASSIVEと頭部はそのままに、旧RAH赤戦闘員のスーツに着せ替えてある。付属していたスーツは、赤染のジャージ生地に黒色のシルクプリントが施されたものである。発売時、スーツの下半身が前後反対で縫い付けられて出荷されたため、メーカーより正規品が追送されたという経緯がある。それはそうと、この製品ではスーツに劣化が認められる。自分の個体は、出荷時のまま保管されていたものだったが、スーツの黒色部分にベタツキが発生していた。そして、ブリスターパック内面に密着した部分が光沢ムラとなり、腰のベルトにぶら下がるナイフケースの接触部分もスーツの黒色部を侵していた。一方、旧RAHの赤戦闘員のスーツは、ジャージ生地に薄く黒色をプリントしたものだが、融解などの劣化は全く認められず、かつ素体をRAH301改に変更していたいと思っていたので換装した。旧シリーズの素体NCJの方が若干に大きめであるため、少々ダブつく感があるが問題はないと思う。
五体目のショッカー戦闘員(赤・ベレー帽)は、純正仕様そのままである。こちらのウェアーも赤地に黒色のシルクプリントが施されているが、劣化は全く認められない。紙箱内のブリスターパックに、乳白色の艶消しの素材が採用されていたことが幸いだったのかもしれない。ただし、四体目の戦闘員共に、ナイフケース自体と取付け紐については合成皮革が使われているため、その部分の劣化は避けられない。
このように、着せ替えができるところもアクションドールの魅力であると思う。あと、未開封のまま保存しておくのも良いが、劣化に備えて取り出しておいた方が無難な場合もあるということが分かった。
<Toy Data>
・RAH №058 ショッカー戦闘員後期タイプ(骨)
第13回スーパーフェスティバル開催記念商品
発売年不詳 ¥9,000(税込)
・RAH №140 ショッカー戦闘員 黒戦闘員
キャラクターQ誌上限定商品
発売年不詳 価格不詳
・RAH メールインオファー №004 ショッカー赤戦闘員
RAH 仮面ライダー旧1号(スタンダード)初回購入特典商品
発売年不詳 ¥9,240 (税込)
・RAH №260 ショッカー戦闘員 ベレータイプ
DX 仮面ライダー旧1号Ver.2.0購入チケット限定
2006年 ¥10,290(税込)
・RAH No.302 ショッカー マスク戦闘員
RAH DX 仮面ライダー旧2号Ver.2.0購入チケット限定
2007年 ¥10,290(税込)
・RAH №477 ショッカー戦闘員(ベレータイプVer.)
Project1/6 EXCLUSIVE!!(1/6計画限定商品)
2009年 ¥10,290(税込)
・RAH No.230 ダース ベイダー
2005年 ¥18,900(税込)
・RAH No.254 ダース ベイダー(シスの復讐ver.)
2006年 ¥18,900(税込)