ウルトラマンを倒した宇宙恐竜ゼットンは、高確率でラインナップに加えられる人気者である。造形はなかなか立体的で、モノトーンの中に、一際目立つオレンジ色の発光部がゼットンを象徴する。この部分には、CCPお得意のLEDが仕込まれ、口の部分は上下に揺らぐように発光する。今回の撮影で点灯させようとしたが、案の定、電池切れだった。幸い、発行部に仕組まれたクリアパーツにはグラデーション塗装が施されているため、発光しなくても様になる。
ゼットンのフィギュア化にあたっては、仁王立ちのポーズが採用されることが殆どである。例えば、メフィラス星人なども同様で、その堂々とした直立不動の姿勢が劇中の雰囲気を醸し出す。変化をつけるとすると両腕で、CCPの場合は、前方へ向けてきた。ウルトラマンのスペシウム光線を跳ね返したヤバいポーズだ。
このハイグレードバージョンが発売になってから間もなく、『フィギュア王』とのコラボでバリアーを張る姿勢のゼットンも発売された。ポリカーボネイト製のバリアーも付属し、その他、下げた両腕のパーツ、ウルトラマンの八つ裂き光輪が付いた片腕パーツがセットになっている。このポーズも、なかなか魅力的なので、単体同士で比較してみた。
彩色は、つや消しのブラックだが、少しホワイトをアレンジしており、濃厚なグレーといった方がいい。白色の部分は、パール系が使われている。劇中でも、そうであったのだろう。
Toy Data
CCP1/6特撮シリーズ Vol.029 宇宙恐竜ゼットン ハイグレードVer.
2011年9月発売 14,700円 発光ギミック 2,625円