「ウルトラマン・アート!時代と創造 ウルトラマン&ウルトラセブン」展へ行ってきた。東海北陸自動車道で郡上白鳥から中部縦貫道へ入り、九頭竜湖、大野市を経て会場の福井市美術館へ。本日(7月16日)は、福井会場の初日であったため桜井浩子氏のスペシャルトーク&サイン会が3階講堂で行われる。
予定より早く着いたため、トーク&サイン会は第1回(11時~)と第2回(14時~)の両方に参加でき十分に堪能した。内容は、福井テレビのアナウンサーと対談形式で進行し、最後に会場からの質問を受けるというもの。対談の最後に、桜井氏にとってウルトラマンシリーズとは何かという問い掛けに対し、「かつてはウルトラマンは自分の青春と思っていた時分もあったが、今は円谷プロダクションのメッセンジャーとして活躍でき、若いスタッフへ当時の熱き想いを伝達したり、全国のウルトラマンファンに恩返しすることに尽力する渦中にいるので、毎日そのものだ」と語った。番組製作当時のスタッフや協力者と交流があり、桜井氏こそウルトラマンシリーズを語る豊富な知識と経験を有するキーパーソンだと確信した。
また、会場では全国に先駆けて『ヒロコ ウルトラの女神誕生物語』小学館 が発売され、本人からも披露があった。もちろん、そこに直筆のサインを頂いたことは言うまでもない。また、会場限定としてブロマイドが特典に付いた。
展示の方はどうかというと、M1号西村氏のコレクションが基軸になっていた。ご本人も会場におられた。これまでに見てきたものが多いが、初めて見るものも含まれていた。ただ、何度見ても飽きず、特にプロップの断片には歴史の重みを感じる。意外だったのは、ウルトラ怪獣名鑑やエクスプラスの大怪獣シリーズなども展示されており、平成のアイテムもウルトラマンコレクションに位置付けされていく瞬間を感じた。
会場販売のグッズとしては、多種のものが揃えられていた。なかでも、かつて東京六本木で行われた「ウルトラマン大博覧会」で即日完売したM1号再販の5円引きブロマイドが注目された。運よく全種手に入れられたことは、とても嬉しい。展覧会の巡回途中でハードカバーへ仕様変更された図録も見応えがある。
何といっても、桜井氏にお会いできたことが今日のメインだ。以前、ワンフェスでお目にかかった時より美しくなられた感じで、冴えるトークに澄明な女優の姿を見た。
DATA
ウルトラマンアート!
時代と創造 ウルトラマン&ウルトラセブン
ウルトラマンシリーズ45周年企画
2011年7月16日~8月21日
福井市美術館 アートラボふくい