NEW GASHA TECH ヒルズの基本枠が完成した。設計コンセプトとしては、収容力の拡大、安定性、窓枠との相性などである。また、従前と同じく奥行が浅い構造で、フィギュアを1~1.5列で見せたいという考え方を踏襲した。
いつ何時でも、肝心なのは採寸と設計、そしてカッティング図だ。ホームセンターで発売している板材から、目的とするパーツを如何にカットするかが最初の難題となる。裁断は購入店で行ってもらう。信頼のおける担当者に作業してもらわないとサイズ誤差が大きく出てしまう。カッティングが最も大変な作業なので、ショップの大型マシンに委ねることは、本当に助かる。
いくら慎重に行ったとしても、木工の場合は誤差はつきものだ。如何に現場合わせで、その誤差を吸収していくかが巧の技である。ドリルで穴を開け、ネジで留めて行く。僅かの油断も許されない慎重な作業が続く。組み合わせてから、設置してみる。幸い採寸もカットも正しく、予定通り収まりそうだ。次にバック板を装着。背版により全体の強度も増す。
遂に、本組みのうえ設置。感動の瞬間である。全体で3ピースになっているため、安定を確保するため、相互をネジで連結する。従来まで使用していたVHSテープのラック(ダイキャストミニカーの収納に使用)を有効活用するため、そのままビルトインした。寸分の狂いもなくジャストフィットだ。
今後、ディスプレイするフィギュアのサイズに合わせて、仕切り棚の配分設計を進める。どこに何を並べるか、これも考えるのは楽しいが大変だ。そして、仕切りを固定する金具を装着し、ガラスを発注することになる。正面のガラス戸については、色々と検討した結果、オーソドックスな横スライド方式にした。製作の手間と強度の面からも、最も都合が良いと判断した。そのレールを取り付けることも必要になる。天板の上は、上置き棚は置かず大型ソフビのオープンディスプレイとしたい。
ヒルズの全体サイズは、高さ1975mm、幅2275mmとかなり大型なのだが、30㎝ソフビ等を入れるとすると、あっという間に手狭となる。納戸との、ある程度のローテーションは必要になろう。