東京おもちゃショーDGレポート第2弾。DG仮面ライダー1、DGガンダムUC1、DG EVANGERION~貞本義行コレクション~(仮)を見てみよう。DG仮面ライダー1においては、新ライダーも出品されていたが版権の事情から掲載は伏せている。
●仮面ライダーディケイド(コンプリートフォーム)
何といっても、頭部と胸部のカード再現に注目される。デジタルグレードの実力を試す絶好の例となろう。肉眼で見る範囲では十分に再現されており、素晴らしいと思う。これ以上、精度を上げても意味がないと思えるくらいまで行っている。「シールでもよかったかも」という、開発者のコメントもあったが、やはり“塗装”でこそリアル系フィギュアである。デジタル処理の魅力はコストにもあり、従来のマスク塗装やタンポ印刷では色の数だけ工程が増えたが、DGからは一度に多色を処理することができる。
●仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
目などはグラデーション処理で再現してある。胴体部分はアナログ塗装かもしれないが、これだけの色数が確保されているところは納得できよう。価格のアップもあったが、今後はこのクオリティが維持される見込みなので楽しみだ。
●仮面ライダークウガ(ライジングマイティ)
ベルトバックルの再現がこだわりポイントのようだ。Cアイはグラデーション処理が施されている。造型も素晴らしいの一言。
●ブラック将軍
コンプリート計画が健在なのは何より嬉しい。ところが、問題の顔が似ているかどうかは・・・。若き頃の将軍のようだ。自分魂のような顔面処理ができていれば間違いなかっただろう。コスチュームの色数は十分に確保されている。
●綾波レイ・惣流アスカラングレー
販売単価が¥400というのが気になるところ。この辺りのキャラクターは、食玩系のフィギュアでもハイレベルなものが多いので、今回のインパクトは弱いかもしれない。しかし、このサイズで、細かな色彩表現を用いた瞳が塗られていることに気がつけばDGの凄さを知ることになる。実は、この瞳の処理は、他のシリーズで既に実践されていたという。
●モビルスーツ群
対象年齢の引き上げによりパーツの細かさがアップしているだけに、メカニック系に強くなっていると言える。塗装も細かく、DG処理はタンポ印刷に代わってマーキングなどに威力を発揮することになるのだろう。
Toy Data
DG仮面ライダー1 2009.10下旬発売予定 ¥300
DGガンダムUC1 2009.10下旬発売予定 ¥300
DG EVANGERION~貞本義行~コレクション(仮) 2009.11発売予定 ¥400